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📖「GACKTの勝ち方」を読んで

8冊目 Amazon.co.jp: GACKTの勝ち方 eBook : GACKT: Kindleストア

感想

GACKTの考え方にはじめて触れたのはいつだろうか。

わたしは明石家さんまが大好きで、一時期、彼が出ている番組を欠かさず見ていた。特に好きだったのはフジテレビの「ホンマでっか!?TV」という番組で、「ホンマ?」と思うような仮説を面白おかしく紹介する番組だ。おもしろいし雑談ネタにもなるしいいなぁ、と思っていた。

ある回で、GACKTが出演していた。彼がそこで語っていたのは「僕は自分のことがすごく嫌いだった」ということだった。まさか。とても自信があるように見えるのに。

「幼い頃に病弱だったり、自分の声が好きになれなかったりして、僕は自分のことがすごく嫌いだった」と明かす。しかし、「自分のことを好きになれなくても、嫌いな部分を減らすことならできる」と気がついた時から、“自分のことを嫌いじゃなくなる”ための努力を積み重ねていった結果、今のGACKTができあがったというのだ!

引用元:明石家さんまと約10年ぶり共演! 謎多きGACKTを評論家軍団が徹底解明!秘密の過去が明らかに? - フジテレビ

これを見た時「この人すごい。」と思った。GACKTは年末年始の格付けチェックくらいでしか見たことがなかったが、こんな人だったのか。才能に恵まれていて、自信もあって、自分とは違う人種だと思っていた。まさか、かつては私と同じ感情を抱いていた人間だったなんて。

「自分と同じ感情」というのは、「自分のことが大嫌い」という感情のことである。親近感が湧いた。まさか、GACKTに親近感を抱くだなんて。性別も年齢も違うのに。さすがである。「自分のことが大嫌い」という感情を持っていた私にとって、「自分のことを好きになれなくても、嫌いな部分を減らすことならできる」という考え方はとても画期的だった。

GACKTが本を出していることは知らなかったが、教えてもらえてよかった。自分が嫌いだと思っている人たちにぜひ読んでほしいと思った。

特に刺さったものを下記に記述する。

  • 10年後、挑戦を続けたアイツと、免罪符の使い方だけを極めたオマエを比べればどうなっているだろうか?
  • もしもオマエに、挑戦しようとしているジャンルの知識があり、(中略)準備ができたとして、オマエは「絶対に夢を叶え成功できると言い切れるか?答えは否だ。(中略)ビジネスにおいて、【これだけ準備すれば成功する】という法則はない。
  • 辛いことは誰だって嫌なもの。成功したい人は大変なことから絶対に逃げてはならない。
  • もし何かを諦めてしまいそうな、オマエの【ファン】がいるのなら、その子の代わりに、まずはオマエがやってみせろ。
  • オマエにとってネガティブなものは、オマエの思考ひとつですべてがポジティブなものになる。 *【わからないからやらない】ではなく、(中略)わからなかったビジネスの仕組みを理解するまで取り組んでいく。
  • 人間関係を構築した上で、『コイツは裏切らないし、期待に対して上回った答えを出す』そうボクに思わせてくれた上で努力し続けるそういう連中としか一緒にいない。 【迷ったら、しんどい方】を選択する。 【毎日サボらずにやっている】という行動が、【自分は出来る】という自信になる。
  • エコノミーに乗る人は、エコノミーに乗る人たちとしか出逢えない
  • 吊るされたりする可能性は十分にある。他人事ではない。オマエが知らないだけですでに始まっていることもある。恐れるな。【コイツ...ヤベェ!】と思わせろ。

引用元:Amazon.co.jp: GACKTの勝ち方 eBook : GACKT: Kindleストア

振り返れば、私が「自分のことを好きになれなくても、嫌いな部分を減らすことならできる」を実行したといえばハード面ばかりだった。自分のこととなるとつい謙虚になりすぎて自信をなくす。ハードスキルを鍛えればソフトスキルにおいても自信がつくのではないか。そう思ってたくさん勉強した。

しかし、これは間違っていた。思考が人間を支配しているのだから、まずは思考を変えなくてはいけない。この本には「こう考えれば頑張れるぞ」と教えてもらえたような形となった。

唯一、これは現時点で自信を持てるなということが書かれていた。

【毎日サボらずにやっている】という行動が、【自分は出来る】という自信になる。

引用元:Amazon.co.jp: GACKTの勝ち方 eBook : GACKT: Kindleストア

例えば、卒業率15.7%というプログラミングスクールを2年かけて卒業した。毎日仕事終わりの平日、土日と、お金を費やした。卒業してみると、毎日少しずつやっていただけで、個々の課題は難しいものではなかった。もしかしたらみんな、お金と時間を費やすことができずに途中であきらめてしまっているのかもしれないと思った。毎日コツコツ勉強していただけだったが、これは大きな自信になった。小さなことでも、何かを継続できるってひょっとしてすごいことなのかもしれない。

自信が無くなりそうになったときは、「GACKTの勝ち方」を開こうと思った。