アパレル出身文系女子がガチなオンラインプログラミングスクールを卒業するにはどのくらいの時間と料金がかかるのか
こんにちは。aya-kyanです。
以前にこちらの記事を書いたところ多くの反響をいただきました。ありがとうございます! aya-kyan.hatenablog.com
今回はこの続きを書こうと思います。
というのも...この度オンラインプログラミングスクール「FJORD BOOT CAMP(フィヨルドブートキャンプ) (以下、フィヨルド)」を無事に卒業しました! bootcamp.fjord.jp
先述した記事では、通うか悩んでいる方向けに難易度や料金、時間がどのくらいかかるかをテーマにしてお話しました。しかし、この時点ではまだ卒業していなかったのでお話できるのはチーム開発までの内容となっていました。
その後、無事に卒業できたので「結局どのくらいの時間と料金がかかったのか」をお話しします。
チーム開発のあとは自作サービスを開発
少しだけ前回の振り返りをします。
フィヨルドのプラクティスをざっくり大きく分けると3つあります。(詳しくは冒頭に記載したこちらの記事をお読みください!)
- 基礎学習フェーズ
- チーム開発をするフェーズ
- 自作サービスを開発するフェーズ
本記事では3つ目の「自作サービスを開発するフェーズ」についてお話します!
自作サービスの開発にかかった期間・時間
実際にかかった期間
期間:約4ヶ月(着手日 2023/1/24 ~ 提出日 2023/5/23)
*筆者が働きながら取り組んだ場合の結果です。
ここでは料金について言及したいため、自作アプリをメンターさんへ提出した日を完成日としたいと思います。自作サービスの開発プラクティスでは、提出後〜メンターさんにレビューをもらうまで時間がかかります。そのため、提出後に一定の基準が満たされていることが確認されると、レビューが完了していなくてもサブスク課金をストップしてくれます。私の場合、2023年5月23日に提出し2023年5月25日に課金ストップの連絡をいただけました。
アプリ完成後、メンターさんからのレビュー対応をしていたのでリリースできたのはもう少しあとになっています。仕事のほうが忙しくなってしまい、レビュー対応を少しずつやっていたことでリリースがだいぶ遅くなってしまいました。
*「リリース」とは、サービスを世の中に公開することです。
実際にかかった時間
時間:238.8時間
*筆者が働きながら取り組んだ場合の結果です。
アプリが完成した時点での取り組み時間は1402.8時間となっています。先述した記事を書いた時点での取り組み時間は1164.0時間でした。取り組んだ期間は約4ヶ月なので下記のような計算ができます。
1ヶ月あたりの平均取り組み時間:(1402.8時間 - 1164.0時間)÷ 4ヶ月 = 59.7時間
1週間あたりの平均取り組み時間:59.7時間 ÷ 4週間 = 14.925時間
1日あたりの平均取り組み時間:14.925時間 = 2.132...時間
となります。金銭面で通うか否か悩んでいる方はこれを参考に、自分が取り組めそうな勉強時間を基準にして計算してみるといいかもしれません。
卒業するまでにかかる時間・期間・料金
働きながら取り組んだ場合の結果
このような結果となりました!
- 時間:1402.8時間
- 期間:2021/6/24 ~ 2023/5/23(1年11ヶ月)
- 料金:685,400円(29,800円 × 23ヶ月)
*筆者が働きながら取り組んだ場合の結果です。
フィヨルドは月々29,800円のサブスクリプションサービスなので、29,800円 × 23ヶ月という計算をしています。
働かずに取り組んだ場合の予想
上記は働きながら取り組んだ結果ですが、仕事を辞めて取り組むことを考えている人向けの計算もしたいと思います。 条件は下記とします。
- 1日あたり8時間勉強する
- 1週間あたり5日間勉強する(土日は休む)
- 1ヶ月あたり20日間勉強する
筆者が卒業までにかかった時間「1402.8時間」を元に計算するとこうなります。
- 1402.8時間 ÷ 8時間 = 175.35日
- 175.35日 ÷ 20日 = 8.7675ヶ月(約9ヶ月)
- 9ヶ月 × 29,800円 = 268,000円
筆者が働かずに取り組んだ場合は約9ヶ月で卒業できそうです。以前に「他の方のブログを拝見していると10ヶ月ほどで卒業している方がいるようだ」と書きましたが、それと同じくらいの期間になりました。9ヶ月でこのお値段はかなり安い。学習内容については次項で述べたいと思います。
プログラミングスクールの選定でお悩みの方へ
大切なのは時間や料金ではない
働きながら通った結果「1年11ヶ月」となりました。これはかなり長めですよね。早く転職したい!と思っている方にはタイムパフォーマンスが気になりそうです。調べてみると、プログラミングスクールの中には1~6ヶ月程度のものがあるようです。時間や料金も大切なのですが、ここでお伝えしたいことは「どのくらいのレベルを学びたいか」です。
フィヨルドを完走し終えて「このプラクティスは省けたのではないか」と思ったものはありませんでした。そして、この次に考えたことは「短期間のプログラミングスクールは本当に基礎の基礎しか学ばせて貰えないのでは...」とも思いました(*あくまで個人的な感想です)。つまり、フィヨルドではかなり実践的な内容を学習できたと思っています。
また、このようにカリキュラムが多くなったことについてフィヨルドの運営者であるkomagataさんはこのようにツイートしています。(こちらのツイートはご本人の許可を得て記載しています。)
何で卒業までこんなに時間がかかるほどカリキュラムが肥大化したのかなと思ったら、内容がバックエンドエンジニアコースじゃなくてフルスタックエンジニアコースになってるからだと思った。 #fjordbootcamp
— Masaki Komagata (@komagata) 2022年10月21日
「フルスタックエンジニア」についてネットで調べるとこのように出てきます。
フルスタック(full-stack)とは、複数の技術分野において、知識・スキルに深い理解があることを意味しています。つまり、複数のIT分野に精通しており、複数の開発工程を一人で担当できるマルチなエンジニアのことを、一般に「フルスタックエンジニア」と呼んでいるのです。
引用:フルスタックエンジニアとは?仕事内容・必要スキルについて解説 | Engineer Labo エンジニアラボ
エンジニアの中にも分野があり、インフラ、バックエンド、フロント、など様々です。フィヨルドではこれらの分野を横断的に学べる内容となっているのでカリキュラムが多くなっている、というわけです。「わたしがやりたいのはフロントだし、他は必要ないな」という風に思った方もいるかもしれません。しかし、フロントを組むのにも「バックエンドのここは知っておいた方がいい」ということもあるので一概に全く関係ないとは言い切れません。このことからも、フィヨルドの学習内容は実践的であることを垣間見ていただけると思います。
プログラミングスクールに通うことを検討している方は、自分がどのようなエンジニアになりたいかを事前にイメージしてみるといいかもしれません。しかし、それはむずかしいですよね。その場合、わからなくてもフィヨルドに入るのがおすすめです!横断的に学ぶことで自分がどの分野に一番興味を持てるかを発見できるからです。わたしはフィヨルドをやり遂げたことで一番やりたいものを見つけることができました。
比較検討する際は、学習内容についてもぜひ注目してみてください。
あなたの背中を押したい
「でも、わたしは文系だし...」
「PCはパワポとかワードくらいしか使えないんだけど...」
大丈夫!だって、同じ状態だった私が卒業できたんだから。
筆者がいかにITリテラシーゼロだったか&それ以上に必要なものがあるということを、ITリテラシーゼロなアパレル出身女子がガチなオンラインプログラミングスクールに通ってみたに書いています。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます!これを参考に少しでも一歩が踏み出せる人が増えたらいいなと思います。
P.S. 筆者がリリースしたサービスについては下記を御覧ください👇(フィヨルドをやり遂げたことで見つけた一番やりたいものについても記載しています。) aya-kyan.hatenablog.com